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予定申告と中間申告の違い|前期が黒字で今期当期が赤字|資金繰り厳しくて予定納税できない場合
金曜日, 7月 10th, 2015「予定申告」と「中間申告」
例)
第10期目の決算で利益が出ました ⇒ 黒字で税金を納税しました
第11期目は、予定申告か中間申告をする必要があります
この「予定申告」と「中間申告」なんですが、、
微妙に内容が違います
【予定申告】
まず、予定申告は、予定納税ともいわれますが
前年度の決算で納税した税金の半分の金額を
翌年度の事業年度で 「 前払い 」 しておくことを意味します
例えば、
4月~3月で3月決算法人の場合
実際には、6ヶ月経った時点から2ヶ月以内納税ですから
11月末が納付期限となります
《前期が黒字で、今期業績が良くない場合》
前期は利益が出て、納税をしました
しかし、今期の業績は良くなく、資金繰りが厳しい!
という場合でも、税金の「前払い」(予定納税)をしないといけません
【中間申告】
そんな資金繰りの悪いとき、納税が厳しいときに行うのが
「中間申告」です
「中間申告」というのは、
6ヶ月の実績で、実際に決算を行います
そしてその決算の数字に基づいて申告し、納税をするというものです
ですから仮に
前期が黒字で納税をしました
今期は予定納税でその半分を納税する必要がある、、、
という場合であっても
実際に中間決算をしてみて赤字であれば
その中間決算に基づいて「中間申告」すれば、
納税しなくても構わない
ということになります
前期が黒字で、当期が赤字又は業績が厳しいということは少なくはありません
その場合には税務署も「中間申告をなさったらどうですか?」と言われます
手間はかかりますが、中間申告をすれば納税資金分だけ資金繰りが楽になりますから
中間申告がおすすめですね
【 前払いした税額が年間トータルの税額よりも多かった場合 】
もちろん、最終的に確定決算で年間トータル結局赤字になるのであれば
中間で支払った前払いの税金も還付になります