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脱税の手口|レジを隠す

月曜日, 10月 11th, 2010
脱税の手口 レジを隠す

現金商売をしている事業者の多くは、取引の記録を残すためにレジを使用しています。レジは、入力を行うと顧客に渡すレシートと連動して、自動的にレジペーパーに売上の記録が残る仕組みになっています。

したがって売上を正しく計上しているかどうかの重要な証拠になるので、税務署はレジペーパーの記録を非常に重視しています。

そこで、一部のレジを隠すという方法による脱税があります。

例えば、4台のレジを使っている場合、そのうちの3台のレジの記録だけを売上に計上し、残る1台の売上は計上しない。そして隠した1台のレジペーパーは廃棄するか、別に保管するかして税務署の目をくらませるわけです。この簡単な作業だけで全体の4分の1にあたる売上を隠すことができるわけです。

しかし、税務署ももちろんこの方法は知っていますから、内偵調査などでレジの数はあらかじめ把握しております。

また、仕入との整合性が合わなくなってしまう可能性があるため、丹念に調査されれば発覚してしまいます。

 

 

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