役員退職金制度の活用|給与所得に比べて退職金課税は税制上有利

【退職所得控除は給与所得控除に比べて金額が大きい】

役員退職金からは退職所得控除が控除されます

役員退職金の退職所得控除は給与所得控除に比較して大きな控除額となっているため、税額計算上有利になります

【退職所得は1/2を乗じた金額】

退職所得は、退職員の金額から退職所得控除を控除した後の金額に1/2を乗じた金額になります

給与所得にはこのような計算はありませんので、同じ額の給与に比べて税額は半減することになります

【退職所得は分離課税】

退職所得は他の所得とは区別して課税計算を行う分離課税により税額計算が行われます

所得税は累進課税となっていますので、所得金額が上がれば上がるほど適用される税率自体も上がって行きます

つまり、分離課税であるということは、他の所得金額の影響を受けずに課税関係が終了しますので、高額所得者であっても、退職所得以外の所得に対する税率に比較して退職所得の税率は低くなるということがありえます

 

以上のように退職所得は、給与所得に比べて税金の計算上優遇されています

役員退職金制度の有効活用は同族会社にとって必要不可欠であるといえます

 

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